絶望の先にあったもの②

 

千葉県松戸市 オレンジェル
見えない心を「見える化」スペシャリスト 髙井 祥子です。  

結婚して1年半。27歳の時。
基礎体温をつけながら
タイミングを見ていたが、妊娠できない。

休日に出掛けた小高い丘のある公園で、
なだらかな斜面しかないにも関わらず、
呼吸がゼエゼエ、ハァ〜ハァ〜苦しくなりました。

主人には
「なんでこれぐらいの道を歩けないんだ???」
と聞かれても、並んで歩けなかったんです。

勤務先の医師に相談して血液検査をしてもらい、
甲状腺機能低下症と
鉄欠乏性貧血の診断。

甲状腺機能低下症の主な症状としては、

✅ 無気力
✅ だるさ
✅ 疲労感
✅ 寒がり
✅ 体重の増加
✅ 肌がカサカサになる
✅ 浮腫
✅ 便秘気味になる
✅ 動きがゆっくりになる
✅ 記憶力低下
✅ やる気がなくなる
✅ 抜け毛
✅ 眠気

などがあって、
人によって出る症状は違うため、
加齢や更年期症状と間違われたり、

子供の場合は、
ただサボっているだけじゃないかと
勘違いされてしまうこともあります。

甲状腺専門外来にも行ってみたら、
私の甲状腺が子供サイズとのこと。

身体は大人だけど、
甲状腺はひと回り小さいサイズ。

甲状腺機能低下症は
不妊の原因にもなる
と世間では言われていましたが、

甲状腺専門医の話では、
内服薬で甲状腺ホルモンを補っていけば、
妊娠・出産には全く問題ないと。

甲状腺が子供サイズのため、
甲状腺ホルモンの分泌量も少ないから、
それを薬で補えばいいだけ。

甲状腺ホルモン剤は、
この時から今もずーっと飲み続けています。

鉄欠乏性貧血は、
鉄剤とビタミン剤を処方してもらって、
しばらく続けていたら治りました。

それからしばらくして、
下腹部に違和感を感じ、
近所の産婦人科へ行ってみました。

産婦人科へ行くのは初めてで、
職場でいつも見ていた内診台に乗るのが怖かった。

「握りこぶし大(8.8cm×7.6cm)の子宮筋腫が
 子宮内膜の上に乗っかっているために、
 子供が出来ないのかもしれない」

と医師に言われました。

生理は毎月順調で、
血の塊が出ることは少し。

生理を人と比べることもないから分からず、
月経痛も軽い方で全く気付きませんでした。

子宮筋腫の中では最も多い、
筋層内筋腫だったため、
生理への影響も少なかったそう。

2回目の診察では、基礎体温を見て
黄体機能不全との診断。

更に医師からは

「筋腫の手術をするなら子宮全摘出になり、
 子供が産めなくなります。

 子供が欲しいのなら、
 大きな筋腫の爆弾を抱えながら
 不妊治療していくしかないです。

 でも、不妊治療で
 ホルモン剤を使用していくと、
 筋腫には栄養となり、更に大きく育っていきます。

 妊娠できたとしても、
 今よりも大きな筋腫が邪魔して
 流産の可能性大。

 手術をして子宮全摘するか?
 このまま爆弾を抱えながら不妊治療を始めるか?
 どちらかを選択してください」

という究極の選択を迫られました。

 
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Sachiko Takai

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